介護のためにソフト食を取り入れよう|手軽に利用可能

食を生涯の生き甲斐にする

和食

真心のこもるケアフード

ソフト食、きざみ食、ミキサー食など、高齢者の方に提供できる食事形態は様々なものがあります。この中で、ソフト食は他の物と大きく違う点があるのです。それは目でも食べれること、つまり視覚的にも美味しそうと感じれることです。食材ごとにテクスチャー改良剤で固めなおしたソフト食は、従来の全ての食材がペースト状に混ざりあっているような介護食とは大きく違い、普通の食事とほとんど見分けがつきません。食事とは、ひとえに栄養を摂取することだけではなく、食にある温かさや和みを感じ取るものでもあります。ソフト食は本来の食事と同じ働きを果たせるような、ケアフードとしての役割も果たし、食べる人にまごころを提供するのです。また、きざみ食と比べてゆっくり味わうことのできるソフト食で、誤嚥しなくなる、口や食道に食物が残らなくなる、といったケースが多くあります。高齢者の方は、従来の介護食に嫌悪感を示すことがよくあります。特に食物を認識しづらい認知症の方にも、本来の食事と変わらないソフト食に心理的には勿論、物理的に、唾液やインシュリンを分泌させる機能の障害を防ぐことができるはずです。食べることはただ噛むことではありません。食べる前から視覚によって、嗅覚によって、口に入れた時に唇との触感、舌から感じ取られる味覚、咀嚼する際の聴覚。五感によって味わう食事は、高度な情報処理で、舌や頬、食道といった咽喉の複雑な動きも求められます。ものを食べること、食事はたくさんのことを内包しています。ソフト食、高齢者の皆さんに食べることの楽しさを持ち続けさせてくれるのです。